この道40年の超ベテラン技術者 佐藤哲夫
「サト・テクノ・ミュージックへようこそ、社長の佐藤です。この世界でもう40年以上、楽器の修理・調整を手がけてきました。だからいろんな思い出がありますよ。
えっ、知りたい?それじゃまず、私のプロフィールからご紹介しましょうか」
佐藤哲夫プロフィール
桐朋学園大学音楽学部演奏学科(オーボエ専攻)卒業。
在学中より桐朋学園大学音楽学部名誉教授、
新日本フィルハーモニー交響楽団オーボエ名誉首席、
故鈴木清三氏に師事。
東京交響楽団オーボエ首席奏者を経て
ビュッフェ・クランポン株式会社に入社。
技術部門に所属し、30年間在籍。
1999年7月取締役・技術部長で退職。同年10月1日、株式会社サト・テクノ・ミュージック設立。
主な職歴
木管楽器全般の修理・調整。国内外を問わずプロの演奏家の修理・調整を長年にわたり手がける。
主な実績~これまでに楽器修理を手がけた演奏家~
クラリネット:ジャック・ランスロ、ギィ・ドゥプリュ、ミシェル・アリニョン、ボイケンズ、
マイケル・コリンズ、カールマン・ベルケシュ、各氏多数。国内の演奏家多数。
オーボエ:アルプレヒト・マイヤー、アルフレッド・ジョナヴェス、ジョゼフ・ロビンソン、各氏多数。
丸山盛三、若尾圭介、柴山洋、北島章、浅川和宏、大倉安幸、新松敬久、各氏多数。
サックス:冨山和男、池上政人、荒木浩一、各氏多数。
バスーン:クリスティアン・ダヴィドソン、浅野高瑛、近衛一、各氏多数。
ビュッフェ・クランポン(仏)、ヴェンツェル・シュライバー(独)カイルヴェルト(独)各工場の製品開発・改良。
クラリネット全般・オーボエ全般・サックス全般・バスーン全般。
特に、M.ゲルニュー(ビュッフェ・クランポン元工場長)及びルネ・ルシューとは深いつながりを持ち、
クラリネット、オーボエは原型の段階から開発・改良に携わった。その他、出荷前の最終検品を通し、
品質維持・向上に努めたほか、技術者の養成・全国各楽器店、社内の技術者の養成にも力を注いだ。
クラリネットの重要な部分を占めるバレルの開発。特に、高音域での反応が良く、豊かで太い音色で
全てのクラリネットに適合するSバレルを開発した。ちなみに、Sは佐藤のイニシャル。
「上記を通して、常に最先端の製品と技術に40年間関わってきました。
まあ、ひとくちに40年といっても、その間には実にいろんなことがありましたね。
もしよろしければ、これまでのエピソードなども今度ご紹介しますよ(笑)」
>>続きをみる